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頭のなか

午前中は突然の雷雨だった。
「梅雨明けの前はいつもこう。これが長い時間続いたとしたらよそ事とは思えないね」
と、話をした。

休日は録画していた映画、地上波で先月放送された、インサイド・ヘッドをようやく観た。
可愛らしいキャラクターがたくさん登場するけれどなかなか深い映画だった。

11歳の女の子・ライリーの頭の中の5つの感情。
「ヨロコビ」「カナシミ」「イカリ」「ビビリ」「ムカムカ」(擬人化されたキャラクター)
ライリーは、自然豊かな街で大好きなアイスホッケーとたくさんの仲間に囲まれて幸せに
暮らしていた。「ヨロコビ」が支配していたライリーはとても幸せだった。

父の仕事の都合で大都会のサンフランシスコに移住する。新しい環境に、
不安でいっぱいだったライリーも「ヨロコビ」がなんとかフォローして乗り切っていく。
しかし、古ぼけた家、慣れない環境、なじめない学校生活。
とうとう「ヨロコビ」が手をつけられないほど「カナシミ」と「イカリ」が爆発し制御不能。
心を閉ざし、壊れていく。無表情になり、両親にも反抗し、かつての幼馴染にも
冷たい態度。別人のようになってしまったライリーに楽しかった思い出を取り戻して
もらおうと「ヨロコビ」と「カナシミ」が旅に出る(脳内の)

いろんな出来事が二人(?)を待ち受け、最終的にたどり着く「ヨロコビ」の結論は、
「カナシミ」という感情があってこそ「ヨロコビ」という感情があるのだという事。
「ヨロコビ」ばかりが支配していたライリーの「カナシミ」を閉じ込めてはいけない。
そのあとに「ヨロコビ」が待っているのだ。
「カナシミ」はライリーの思いを吐き出させ、素直な感情を取り戻すことが出来た。

「これは、あなたの物語です」というキャッチフレーズのように、まさに誰もの頭の
中も心のうちもこういう感情たちが日々せめぎ合う。
「ヨロコビ」に支配されればいいけれど、そうばかりとはいかず、「ビビリ(不安)」
にかられ、「ムカムカ(嫌悪)」を抱く事にも折り合いをつけ、「イカリ」に震えて
「カナシミ」に襲われ、しかしきっと「ヨロコビ」はやって来る。
自分の頭のなかを客観的に見る、いい機会だったかも知れない。

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映画を観た後の晩ごはん

サーモンのお刺身、キャベツのバター炒め、ゆでたまごサラダ

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今夜の晩ごはん
タラのムニエル、蕗の佃煮、なすのお漬物
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by pass8515 | 2017-07-18 22:26 | 映画の日
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