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ピッコロ

オーケストラの魅力に憑りつかれたあの日以来「久石譲inパリ」の録画を毎日のように見ている。音楽にこれほど夢中になったのは、いつ以来だろう。

若い時、擦りきれるほど聞いたカセットテープ。台詞を覚えるぐらいに何度も見たドラマのように・・。そのうち、冷める熱と自分でも知りながらも、そんなことがあることって幸せ🎵と思う毎日だ。もやっとした一日も、ダイナミックな演奏を聞くと、吹っ飛んでしまう。

なかなか、ぶっ通しで見れる時間が持てず、帰宅してから晩ごはんの用意をして、主人が帰って来るまでのわずかな時間に・・そして、夜更けに・・。
早く主人には、寝に上がってほしかったのもそれ由縁でした。

久石さんの音楽性もさることながら、オーケストラやコーラスのハーモニーが、とても良かった。

何度も見ているうちに、全く別次元の話だけれど、中学の時の吹奏楽部のことを思い出す。様々な楽器で、一つの曲を作り上げていく点では共通している。もう一度、やってみたいな~と思うこともある。

あの頃、私はピッコロという楽器を担当していた。フルートの半分以下ほどの長さの横笛で、決して目立つ楽器ではないけれど、小鳥のさえずりのような、高音のアクセントにはなくてはならないパートだった。部活自体はとても楽しかった。演奏も大好きだった。けど、私はピッコロに関しては、実は不本意だった。吹奏楽やってると言ってもあんまり楽器の事は聞かれたくなかった。

本当は、フルートがしたかった。でも、人気のパートで、ジャンケンで負けて、もう一人の友達とピッコロになった。フルートに決まった友達は皆、自分用のフルートを買い、マイフルート持参で部活に来ていた。うらやましかったけれど、私はピッコロをわざわざ買って貰うという所までは、情熱が持てず、学校のピッコロで3年間通した。

大人になって、様々な演奏場面でピッコロが目に留まる。自分がそうだったように、この人本当にピッコロをしたかったのだろうか・・・と余計はお世話だけど、卑屈な考えが頭に浮かぶ。しかし、だんだんと、どの楽器も、決してなくてはならない存在。どの楽器が欠けたとしても、その曲は成り立たない。というように考えられるようになった。

久石さんが指揮する、今回のオーケストラでもピッコロが随所でアクセントになっていた。たいてい、大柄な男性が手のひらサイズほどの、ピッコロを吹いていて、そのアンバランスさがまたユニークなのだけれど・・・。

そんなことを、考えながら音楽を聴くひと時は、今、私の癒しです。
そして、そこから波及して音楽が良くて、筋をはっきりと覚えていない、ジブリ映画をもう一度見ようと昨夜、久しぶりにDVDをレンタルしに行った。

紅の豚
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もう一つ、「魔女の宅急便」をと思ったら、全部貸出中だった。ジブリってやっぱり永遠に人気ですね。

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「紅の豚」を見てから、買い物に行った。台風への備えと、雨と、三連休とで、ものすごい人だった。

その時の話は、また明日にとっておきます。


私も、たまねぎピクルスを漬けました。ついでに、パプリカ(オランダ産)も・・・・。
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若狭の、笹漬けをいただきました。
小鯛とのどぐろと・・。
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by pass8515 | 2017-09-16 15:16 | 思い出ばなし
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