秘湯

秘湯には、混浴露天風呂というものがつきものである・・・。ということを、知ったのはここ10年くらいの事だった。最初は、とても驚いた!このテクノロジーの現代で、こんな世界があるのか~。

恥ずかしい、勇気が要る。そんな思いもありながら、でもいい温泉に浸かりたい!という欲望もあり、そのあたりの葛藤もまた、面白いと言えば面白い。
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温泉によって、バスタオル着用可のところと、不可のところがある。しかし、それぞれに、女性も気軽に楽しんでもらえるようにという配慮が、なされているように感じる。

この東北の旅で、岩手県藤七温泉(八幡平への記事に掲出済)は、必ずバスタオルを巻いてくださいというルールがあった。わざわざ私は売店にバスタオルを買いに行って、山肌に掘られた白濁の温泉に浸かって満喫したのだった。

次の日に訪れた、乳頭温泉・鶴の湯は、バスタオル不可だった。あ~、私は何度も旅番組で見たあの有名な露天風呂には入れないのか~。といったんは、諦めた。
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温泉成分を保ちたいから、禁止せざるを得ないのですよ~と料金を払う時に、鶴の湯の人が申し訳なさそうに言ってくれたが、「中の湯から、水路になっていて露天風呂へつながっています。肩まで浸かったら、白く濁ったお湯だから全然大丈夫ですよ~🎵」と教えてくれた。

あ~あのパターンだ!混浴初体験の別府・明礬温泉での、肩まで浸かると、全然見えない。あのパターンだ!
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すると、後ろに並んでいた人が、「私、混浴ってまったく初めてなんです・・・。一緒に、行ってもらっていいですか?」と声をかけて来た。
行きましょう!行きましょう!
こんな時の女性同士って、ものすごい同志感というか、連帯感というか。とっても強い、絆で結ばれたような気がする。
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青森にお墓参りに行った帰りだと言うその女性と世間話をしながらまずは、中の湯に浸かった。私とほとんど同年代の人だった。ここは女性ばっかりだから、気が抜けるエリアだ。一呼吸おいて、「さあ、行きましょか~」「行きましょう~」

ジャングルの探検隊みたいに、身を潜めて、体を沈めて、水路を伝って、大きな中央のあの有名な露天風呂まで、行く。大冒険だった。
20人くらい老若様々な男性、奥までびっちりだった。その中に、主人を見つけた。柱にもたれて、とても気持ちよさそうだった。女性は先客一人、そして、私ら二人。ぬるめの白いお湯に浸かった。しばらく、無言で浸かった。どちらからともなく、「戻りましょか~」「そうしましょうか~」と、安心エリアの中の湯に戻った。
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「ついて行かせてもらって、どうもありがとうございました。ごめんなさいね~」と、丁寧にお礼を言ってくれた。気がつけば、一緒に3つのお湯をまわっていて、私はちょっとのぼせて来たので、4つ目のお湯にもチャレンジするという彼女とそこで別れた。緊張もするけれど、やっぱり、楽しかった~。

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田沢湖で見た、天然記念物の秋田犬
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お漬物を、いろいろ買いました。
秋田のいぶりがっこ
岩手の金婚漬
あんずの紫蘇漬け
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by pass8515 | 2017-08-20 18:10 | 旅先にて | Comments(6)

lamp

お盆が過ぎて、ほんの少し朝晩がしのぎやすくなった。でもお昼は33℃・・・。残暑が厳しい。午後からはエアコンをつけて過ごす。

青森で宿泊した「青荷温泉ランプの宿」は実は、第一候補ではなかった。
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十和田湖畔宿泊を希望したけれど、キャンセル待ちの状態で、「ランプの宿」も有名だし、いいなあと思ったけれど、とにかく山奥、灯りはランプだけ、テレビなし、携帯電話圏外、トイレ・洗面所共同。せっかくの旅行なのに、そういうサバイバル生活(想像)ってどうなのかと不安にもなった。口コミを見ると、夜間はかばんの中をさぐるのも困難になるぐらい暗いということ。

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結局、ぎりぎりまでわずかな、期待もあったけれど十和田湖畔のホテルはキャンセルが出ず、「ランプの宿」に泊まることにになった。
どこまで行くのかというぐらいの、山奥だった。途中、青森弁(津軽弁?)の看板が随所に立てかけられて、「もうすぐだ!」「がんばれ!」の意味だろうと解釈して、車内は笑いも出て、とてもリラックスできた。

お風呂に入って、大広間でランプの下で、食事をした。日がだんだん暮れて来て、ずいぶんと暗くなって来た。
私のカメラではもう限界!(上の写真と同じ場所)
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まだ行っていない、別のお風呂に行ってみたり、売店をのぞいたり・・・。そのうち、廊下を歩く人がめっきり減って、宿全体が静寂に包まれて来た。まだ、9時。でもこの宿ではもう寝る時間のような空気が漂っていた。川のせせらぎと、虫の声と、ランプの火が燃えるチリチリという音だけ・・・。
夜、窓を閉めても、肌寒いくらいだった。

知らぬ間に眠っていた。
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ランプをこの際、撮っておこうといっぱい撮った。でも、意外にランプを撮るのって難しいものだなと思った。バランスと背景。
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これらのランプを管理するランプ小屋。毎日、ここから宿中のランプを運ぶらしいです。
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夜明けとともに、目が覚めて、清々しい朝だった。
結果的に、この「ランプの宿」で、良かったな~と思った。
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ようやく、旅の荷物を片付けた。角館で求めた、おべんとう箱とお箸も洗って干した。
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それぞれ、きれいな箱に入っていた。
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山ぶどうのゼリー羊かん「さなづら」
甘酢っぱくて、とても美味しかった。
一つ一つにピックがついていて、八等分に切り分けて、味わっている。
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by pass8515 | 2017-08-19 22:40 | 旅先にて | Comments(10)

角館へ

盛岡・つなぎ温泉を出る頃は、小雨がぱらぱらしていたが、秋田へ向かうにつれて、だんだん明るくなって来て、長いトンネルを抜けると、明るい日差しが降り注いだ。
緑の深い森と、谷間を見下ろして、かなり高いところを走っているのだなあと思う。

この旅で私が一番行きたかった角館が、旅の締めくくり。

その前に、乳頭温泉に行った。
何度も旅番組で見た鶴の湯の入り口。
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関所のようだとずっと思っていて旅籠のような宿泊エリアの前を通って、立ち寄り湯を。さすがの人気の温泉で気がつけば、10時からの入浴時間めがけた人たちの長蛇の列が出来ていた。
その一番先頭にいた私だった(笑)

※この乳頭温泉も面白かったので、詳しくは後日また、お伝えします。

少し、先を急ぎます。
田沢湖が見えた。遠くからでも水色の湖面がひときわ輝いているようだった。
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青い湖、空、山々を背景にたたずむたつこ像
これほどに美しいとは、見とれてしまった。
ゆっくり見たかったけど、すごい人。
岩を伝って台座の下で写真を撮る人が続出し、人がいないたつこ像を撮すのは至難の技だった。しかし、負けない!さまざまな角度から試みて十数枚。
そのうち、この記事に採用したのが、結局一番始めに映した一枚だった。
今までで見た湖で、一番美しい湖だった。

そして、角館へ。
道中、田んぼが、本当にきれい。杉の森がとてもきれい。自然豊かな風景が流れるように目に飛び込んで来た。

紫陽花がまだきれいに咲いている。
タチアオイ、むくげ、ひまわり、夏の花たちに加えてコスモスがもう揺れている。季節ごとのお花が一度に見れた。


角館に到着すると、この旅で初めて、暑いなとは感じたけれど、ほとんど木陰の武家屋敷通りは風が抜けて、気持ちよかった。
桜のシーズンは、それは見事だと聞く。それは、きれいなことだろうなと思いを馳せた。お昼に、「比内地鶏どんぶり」を食べてから、家族とはそれぞれ、別行動にした。
それぞれが、行きたいところ、見たいところを見ようと、武家屋敷「石黒家」に集合と決めて、別れた。
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この日は、ささら舞の日だった。
ちょうど、民芸店に立ち寄っていて音が聞こえたので通りに出た。この先の広場で舞うらしい。こんな郷土色豊かな行事に出会えるなんて・・♬
いい日に来たなと思った。
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民芸店では、曲げわっぱを買った。ショーケースに、陳列された様々な形やサイズの曲げわっぱ。お店のおばあさんも一緒に選んでくれた。
一番小さな、小判の形のおべんとう箱。秋から、心機一転!最近、手抜きの、自分のおべんとうを盛り上げていこうと、思い切った。
おばあさんにささら舞のことを教えてもらった。
「毎年、お盆のこの日にあるんですよ」

丁寧に包まれた、曲げわっぱを帰宅してから開けると杉のいい香りがした。大切に使おう。
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老舗のお醤油のお店に入ったり、骨とう品のお店兼カフェで、一服したり・・・。木陰がとにかく、気持ちがいいので何度も行ったり来たり、武家屋敷通りを散策した。
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そして、集合時間が来て皆揃って武家屋敷「石黒家」を見学させてもらう。主人が見てみたかったという亀の欄間。光が射すと、反対側の壁に亀の陰が映り出される。遊び心がとても粋だなと思った。
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受け継ぎ、守ることの大切さを、しみじみと感じた。
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もうひとつ入った、武家屋敷「青柳家」で、お茶をよばれた。暑い時に熱いお茶がいい。「生もろこし」がとても美味しかった。
それぞれが、どこに行ったかを、話し合う。
主人は「樺細工」の夫婦箸を買ってくれていた。
ありがとう。
息子は「新潮社記念文学館」に行ったらしい。それぞれの好みや、視点が違う場合、別行動もいいものだと思った。これからの旅にも取り入れようと
思った。
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息子が調べてくれた「比内地鶏どんぶり」の人気のお店は、それほどにも待たなくて、たまごがふわふわ、柔らかい地鶏の美味しいどんぶりだった。
地ビールも一緒に・・・。
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飛行機の時間が決められていると、どうしても気が焦ってしまう。最後の方は、少し急ぎ足の角館散策だったが、やっぱりとてもいいところだった。
空港には、少し早めに着いて、またお土産などを見た。秋田空港のお土産売り場はとても充実していた。今ままで見たことないお土産もいっぱいで、
な~んだ、ここで買えば良かったのか・・・(息子はそうしていた)と、思った。
秋田杉の森と、大平山が見えた(売店の人に聞きました)。素晴らしい風景を最後の最後まで、見せてくれた。
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もうすっかり日常に戻りましたが、毎日思い返すのは、森の深さと、広がる田んぼでした。日本の原風景を見せていただきました。
珍しくて、たくさん買った東北各地のお土産。ぼちぼちいただき、また風景が蘇ってくるのです。



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by pass8515 | 2017-08-18 20:05 | おでかけ | Comments(6)

八幡平へ


ランプの火だけの、ほの暗い一夜が明けた。

青荷温泉を後にして、八幡平にむかう。
展望台からは、ただ真っ白の世界が広がっていた。沼地にむかう足元の高山植物の美しさがせめてもの救いと思っていたら、私たちの熱意が通じたのか、みるみるうちに晴れて来た。

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晴れると、沼に映る雲や空が美しかった。
こんなに広大な湿原を歩くのは初めてだった。
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風に揺れる花たちが、よりいっそうきれいだった。

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そしてまた霧に包まれ視界が悪くなったりまた晴れたりの、目まぐるしいお天気だった。

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八幡平は岩手県ばかりだと思っていたら、ちょうど県境でとっくに秋田県を私は通っていたようだった。県境の標識で家族連れが次々と記念撮影をしていた。
私も、撮ろうと思ったけれど、なかなか順番が回って来なかった(笑)県境って、人気です。そうこうしているうちに、また晴れて来た。

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八幡平からニキロほど下りると、野趣あふれる藤七温泉はあった。車道からも露天風呂の様子がよく見える。実に開放的だった。
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混浴露天風呂。別府温泉で、経験済みなので、もう抵抗はない!バスタオルを巻いて、底に沈む滑らかな泥をすくい、全身泥パックを楽しんだ。
沸き上がる湯煙、岩肌に掘られた簡易的ないくつかの湯船。
カップル、おじさん、そして、私。ひとつの湯船をそれぞれが独り占め!なんて、贅沢🎵
硫黄の匂いをぷんぷんさせながら、次は小岩井農場に向かった。
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小岩井農場の、チーズや瓶詰めのバター。
どこか高級品の雰囲気がしたもんだね~。と、主人と話す。しかし、小岩井農場はイメージと違った。歴史ある牛舎がメインであるはずなのに、芝生の広場と、遊具やアトラクションやショップが前面に押し出され、お盆休みの家族連れでいっぱい。それはそれは広大で、チーズケーキとコーヒーで一休みしたあと、牛舎へ行こうとすると、とても遠い事に気づく。

徒歩で行って、見学してまた戻って来ると、とても時間がかかりそうなので、諦めた。でも諦め切れなかったので、車から降りて車道から見えた牛舎の写真だけを撮った。
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遠巻きに見た所では、先ほどの賑わいとはうって変わって静寂に包まれていた。まったく違う時代の、ゆったりとした時間が流れているかのようだった。

ずっと前の、岩手の旅館を舞台にした朝ドラによく出ていた、一本桜は小岩井農場だったのかと初めて知った。岩木山は、残念ながら見えなかった。

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宿は、盛岡・つなぎ温泉
繋(つなぎ)初めて見た漢字だった。
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部屋に通され、前夜は手にしなかった(できなかった)スマホの充電をまずしてしまう私だった。

旅は、まだ続きます。







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by pass8515 | 2017-08-17 19:02 | おでかけ | Comments(9)

青森へ

お盆休みは、東北に行った。家族、皆初めての東北だ。とても楽しみにしていた。一日目。青森空港に到着すると一同、涼しい~!と感激する。
機内アナウンスでは19度との事だった。


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レンタカーで、八甲田山にむかう。緑が濃くて、山々の稜線が美しく、雲が切れて青空が見えた。八甲田山は、健さんの映画、新田次郎の小説、それくらいの知識しかなかったけれど、ロープウェイののり口は、その映画のパネルでいっぱいだった。

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あいにくの雨と、覚悟していたから雲が切れて青空が見えた瞬間は嬉しかった。霧に包まれてなかなか神秘的。ミストを浴びたような、気持ちよさ。
そして、何回もいうけどめちゃくちゃ涼しい!

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紅葉、樹氷、八甲田山の魅力は四季通してあるだろうけど、この涼しさは猛暑の関西からやって来た私たちにとってはありがたい事だった。

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ブナの森の中を車を走らせ、奥入瀬渓流に行く。ザアザアと清流や滝の音が聞こえる。シダや苔やふきや、山野草の群生。緑と水しぶきしか目にするものはないというくらいの、光景だった。

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とにかく長い、どこまでも続く渓流沿いをニキロばかり散策した。
聞きしに勝る、圧巻の渓流。

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そして、十和田湖へ。

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遊覧船に乗る。大きさは日本で12番目。深さでは3番目。透明度はカルデラ湖では5番目。長いアナウンスの中、この箇所だけはおさえた。


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道中、たくさんのりんごの畑があった。まだ、青かったけど、たわわに実ったりんごはこれからどんどん赤くなるのだろうな。

夕暮れ。先を急ぐ。
明るいうちに、ぜひとも着いておきたい山奥の秘湯
「青荷温泉ランプの宿」
電気のない、ランプの火だけが頼りの宿。
またとない、夜だった。

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この宿については、面白かったので後日また・・

****************

ブログを通じて自然豊かな東北に触れさせていただき、いつか行ってみたいという気持ちをずっと持っていました。

青森、秋田、岩手…
足早でしたが、願いがかないました。
旅の様子をしばらく綴ります。
読んでいただければ嬉しく思います。






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by pass8515 | 2017-08-16 18:45 | おでかけ | Comments(4)

鶴橋へ

昨日、滝を見に行った帰りに乗換駅の大阪・鶴橋のコリアンタウンに行った。
何人かの友人に「韓国に行ったみたい」「おもしろいよ」と言われていたので、この際だからと
初めて行った。

改札口を出たら、もうそこは韓国?韓国食材の市場や焼き肉店が軒を連ね、とてもにぎわっていた。

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焼き肉店があまりにも多く、どこに入ればよいのか迷いに迷い、呼び込みにつられて入ってしまった。

夕方5時から、焼き肉が食べれるか~?と思ったけれど全然大丈夫。たくさん歩いたからビールもうまし!
お肉もビビンバも満足!お店を出る頃には、通りも人であふれかえっていた。盛り上がっていた。


ところで・・・・。私は大阪の環状線がいまだによくわからない。
東京で言えば山手線と同じという事はわかるのだけど、外回りと内回りという意味が私はどうもわかっていない。

昨日も行きしなのこと。鶴橋まで行くときに「外回りと内回りってみんなどうして判断してるの?
外回りからどこで内回りに変わってるの?」と主人に質問した。
すると、「円や!外回りの円と内回りの円があるんや。それをぐるぐる回ってるんや。どういう思考回路をしとんや」
と笑いながらあきれたように言った。
私の頭にはようやく二つの円が描き出され、大阪駅を起点に時計回りに外回り、反対まわりが内回りと理解した。
「あ~そういうことか。でもどの駅が内回りか外回りか、みんなどうして判断してるの?」と私は食い下がった。
「それは、駅の位置を覚えるしかないやろ!」とまた笑った。

そして、帰りしなのこと。
鶴橋から大阪方面に行くときに、ホームに「関西空港・ユニバーサルスタジオ行き」の電車がやって来た。
ちょっと待てよ。関空って反対方向ではないのか?と不安になった。
「ええんや!その前に大阪駅を通るから、これでええんや!」とまだわからんのかというような表情だった。

大阪・起点をようやく理解した私には、他の駅起点に置き換えると、また一から悩むのだった。

*******************************

今日もまた暑かった。前日の「涼」が思い出された。

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鶴橋から近鉄に乗り換えて、三重県の赤目口へと向かった。近鉄はなじみのある私鉄だったけれど
「大阪線」には初めて乗った。鶴橋からしばらく都会の風景が続いたが、何駅かを経たらもう
車窓には田園風景が広がり、のどかな風景だった。
奈良を縦断、大和高田・大和八木・桜井・室生口と聞いたことがある地名が続いて三重県に入った。

夫婦で夏の電車旅。楽しかった。とても気楽だった。

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旅のお土産は特には買わず、赤目滝の茶店のおばあさんの梅干しだけ。
袋に入れてくれながら、「土用干しをした後の梅干しやで。ちょっと辛かったやろ~」
とおばあさん。

「え~もう土用干しをしたんですか?(私もしよう)辛いくらいのが好きなんで
美味しかったですよ🎵」
汗をかいた後の塩分補給。今日のお昼もお茶漬けをしていただいた。

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by pass8515 | 2017-07-17 22:09 | おいしいもの | Comments(4)

赤目へ

三重県の赤目四十八滝に出かけた。
木陰と、水のせせらぎで最初は涼しく感じたけれど、岩場と階段が続き結構な汗をかいた。
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赤目四十八滝は小学生の頃に家族で行ったことがある。四十八の滝を順番にめぐるのだと、思っていたのだけれど
父が「四十八も滝があるわけではない。そのくらい多いよという意味や」と言った。
どこをどうして行ったのか、全然思い出せないけれど、その会話だけを覚えている。

実際、大小合わせるとそのくらいあるのではないかと思うほど、滝に次ぐ滝。水量もほどよく美しかった。

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沢には、ギボウシがたくさん咲いていた。うつむきかげんなギボウシ。足元に気をつけて写真を撮った。

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あちこちに湧き水が流れ、手を浸す。汗が一瞬だけひいてまた歩き出す。万全の山登りスタイルの人から、サンダル履きの人まで。
多くの人が、森林浴を楽しんでいた。浅くて、流れの緩やかなところでは、子供たちが水浴びをしていた。

洞窟の中の、護摩の窟。ここだけ空気が違うような気がした。ひんやりとしていた。

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深いエメラルドグリーン


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歩くこと、2時間。滝を満喫・堪能したので散策路の3分の2ほどで引き返すことにした。


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東屋で、お昼の休憩。
下の茶店で買った、おにぎり弁当をいただいた。昔ながらの塩辛い梅干しが入ったおむすびと、
昆布と筍の煮物が美味しかった。帰りにその茶店に再び立ち寄り、おばあさん手作りの梅干しを買った。

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***友へ届け***
お隣りまで来ましたよ。


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by pass8515 | 2017-07-16 22:13 | おでかけ | Comments(6)

いらっしゃい

お天気を一番心配したけれど、
晴れてよかった。
両親がやって来た。
まずは、海を見に行った。

海は、久しぶりだと、喜んでくれた。
車で少し走るだけで、海が見えるなんて、
うちらでは考えられへんな~と、母は言う。

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父は、大漁旗の漁船の風景を写真におさめて
いた。
漁村の風景。潮風。海辺の道の駅。
日頃、デーサービス以外は外出がままならない、
父にとっては、まぶしい光景だろう。

お昼は、瀬戸内海の魚料理を。
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今朝、港に揚がった魚だけを使うと大将
が言っていた。
お店の中も、生簀がいっぱい。

先付
蛸が美味しい。
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一番に蛸を食べ、そのあとお刺身が
やって来た。
カレイ・スズキ・こち

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鱧のかば焼き、めばるの煮付けがやって来て
メイタガレイのから揚げと続く。

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しめは、一口大のにぎりで・・。
お吸い物には、スズキのアラが浮かんでいて
いいだしに仕上がっていた。

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魚をたらふくいただいて、お城へと向かう。
下見通りに、車を停めて、ゆっくりと
車いすをすすめて、お城を眺めた。
青空に映えて、今日も白鷺城は美しい。
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気温がずいぶんと上がって真夏日と
なったけれど、3時ごろは、観光客の波も
少し落ち着くのか、ゆったりとしていた。
木陰で休み、冷たいお茶を飲み、母は
天守閣に登りたそうではあったけれど、
自分に言い聞かせるように
「今日は、もう疲れたしやめとこう~」

(やめた方がいいよ。すごい上り坂と
階段やから~)

車いすでは、もうここまでしか行けない
けれど、充分眺めて父は満足そうだった。
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長旅で、疲れただろう。
久しぶりに娘の家を訪れて、玄関まで
父は写真を撮っていた・・(笑)

いい一日だった。
無事にこの日が過ぎて本当に良かった。







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by pass8515 | 2017-06-10 22:27 | おでかけ | Comments(8)

終着駅

昨日の旅の記事の冒頭。
「肌寒い一日」、と書いたけれどそれは、
北陸にほど近い、琵琶湖の北だったからだと、
今朝、わかった。

午前中、散歩にでかけたら、やはり汗ばんで
来る。気候が違うのだなと肌で感じた。

*********************

電車に乗って、神戸・大阪・京都方面に
出かけるとき、「新快速・敦賀ゆき」
という電車に時々乗る。

福井県の敦賀。どんなところだろう。
このままこの電車に乗って行けば
終着駅・敦賀に着くのだ。
かねがね、ずっと思っていた。
いつか、行ってみたい。

そんな好奇心だけで、「関西ワンデーパス」
が利用できる北限の駅に降り立った。

琵琶湖を車窓に眺めつつ、琵琶湖が終わったかと
思えばどんどん山深くなって、長いトンネル
を抜けたら、北陸・敦賀に着いた。
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敦賀駅
駅前も駅ナカもとてもきれいで、
まだ新しい感じだった。次の電車まで
一時間と少し、アーケード街など少し
歩いたが、シャッターが閉じた店が
多かった。

ホームでは、こんな人も電車を
待っていた。
学生たちが、腰かけてわいわい言って
記念撮影をしていた。
私も、一枚!
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余呉湖に向かう前に、「近江塩津駅」
で、乗り換える。
「新快速・近江塩津ゆき」というのも
よく乗る電車で、ここも気になっていた。
終着駅のわりには、小さな駅だった。

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しかし駅舎は、古民家風で風情があった。
お蕎麦屋さんのようだった。
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乗り継ぎ時間は20分ほど。
少しだけ、駅の周りを散策する。
原風景が広がって、雲が切れて
青空が広がった。

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そして、一駅乗って「余呉駅」へ。
余呉湖を散策したというわけです。

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2時間半ほどの散策の後、急に思い立ち
一本早い電車に乗って、「長浜」へ行くことにした。
余呉駅で、ゆっくり電車を待つつもりだった
けれど、一時間以上あるので、もうひと頑張り。

「長浜駅」
長浜の街は、何度か行ったことがあるので
琵琶湖を見に行った。駅から歩いて5分ほど。
風が強くて波が荒かった。
こうして見ると海のようだ。
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長浜から「新快速・播州赤穂ゆき」に乗り、
先日友人と歩いた彦根を通り過ぎ
近江八幡・大津・京都・・・・。
そんなわけで、
ここに地図があればいいのですが・・。
昨日私は、電車で琵琶湖を一周したのでした。

一度してみたい旅でした。

敦賀駅で買った、豆らくがん
おかめの形をした、素朴な味わいのらくがん。
今日のおやつにいただいた。

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by pass8515 | 2017-06-04 21:33 | おでかけ | Comments(4)

奥琵琶湖へ

少し肌寒い、風が強い一日だった。
琵琶湖の北。奥琵琶湖と言われる、余呉湖に
行った。

琵琶湖とは、賤ケ岳で隔てたれっきとした
琵琶湖の一部である、余呉湖。(よご)
一周6キロのトレッキングに出かけた。


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堤がずっとつながっていて、湖面の際まで
歩いていくことができる。
途中、マーガレットが満開だった。


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釣りをする人、バーベキューをする人、
サイクリングする人、賤ケ岳登山の人。
寂しいところかな~と、ちょっと不安
だったけれど、誰かしらに出くわした。

でも、静か。とても静か。
カエルの鳴き声と、とんびの声と、
風の音だけ。
神秘的な雰囲気も醸し出していた。

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1周6キロ。2時間半のトレッキングは
心地いいものだった。

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余呉駅
ホームからの眺めがもうこんな感じである。
ホームの両側、田植えを終えた水田の風景で、
降り立った時の解放感は、もう忘れないだろう。


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余呉駅の他にも、いくつか駅に降り立ちました。
その続きは、また明日に・・・。

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by pass8515 | 2017-06-03 22:23 | おでかけ | Comments(2)

毎日を丁寧に過ごしていきたいから自分の暮らし、想いを綴ります。


by pass