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ガレット

週も半ば。週末に買い込んだ食材も調子よく消費すると、底を尽きてきて。しかし夕方に買い物に行く元気もなくどうにかあるもので献立を模索する水曜日。たいてい毎週のことです。

こういう時にブログ友さんからのヒントを多々いただく日々で、今日はbさんのガレットを拝見してぴぴっと来ました。じゃがいもで作られていましたが、うちには今、安納芋がある!なんとかできないか!やってみました。とろける3色チーズが冷蔵庫にあり、かりかりのはずがなかなかうまくこそげず。
「安納芋チーズ焼き」の出来上がり。

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主人は美味しいと言い、息子はこれはじゃがいもの方が美味しいと思う。と、的を得た指摘。

ガレットと言えば、思い出す事がある。5年前のフランスの旅。世界遺産モンサンミッシェルの日帰りツアーに出かけたときのことだった。パリから5時間のバス旅行。モンサンミッシェルに到着したら、まずは昼食。メニューはオムレツ、シードル(りんごのお酒)そしてガレット(そば粉のガレットが一般的らしい)と決まっていた。途中休憩の時に私はフランス人ガイドさんに呼び出された。「あなたたちには昼食はついていません。もし食べたいなら追加料金払ってみんなと一緒に食べることもできます。どうしますか?」と宣告されたのだ。満席のバスのツアーの中でどうやら送迎だけ食事なしの人は私たちだけ。乗っけて来てもらっただけの私たちだった。さらにレストランで、みんなを下ろした後、モンサンミッシェルの駐車場までバスを停めに行きますが、ついでに乗っていきますか?と、聞かれたのだ。追加料金払ってみんなと一緒に食事か。車庫入れのついでに便乗させてもらうか。なーんか、ガックリして、なーんかみじめで。どっちも断り、みんなと一緒にレストランで降りてモンサンミッシェルまで歩く事にした。

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放牧された羊を見ながらだんだん近づくモンサンミッシェルの圧倒的な大きさを感じた。普通はバスでさぁと行くところ。その牧草道をひたすらてくてく歩いたのだ。それも貴重な思い出だ。私の頭の中は食べ損ねた、ガレット、シードルがいつまでも残っていた。

家に帰りツアーのカタログを見るとひとつも食事の事は書いていない。他のツアーでメニューを見て勘違いしていた私でした。旅はハプニングの連続。今となってはそういう事の方が印象に残っているものだ。

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今年のこちらの紅葉はさっぱりで、毎年なら11月の終わりから今頃は近くの山はかなり赤や黄色で綺麗なのに。駅からスーパーの立体駐車場から望む山は本当に綺麗なのに。
もう茶色く枯れているようです。

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せめて庭に舞い込むお隣の柿の葉を撮ろう。週末は落ち葉かきをしよう。
by pass8515 | 2015-12-02 21:15 | 思い出ばなし
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