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ひとつの出会い

師走、最初の休日は、雲一つなく晴れ渡りとても暖かった。

ブログを通して、東山魁夷や伊藤若冲という日本画家を知ることができた。
まだ実物を見る機会はないけれど、そのうち触れてみたい世界だなと思っていた。

そんな時に、江戸後期の画家鈴木其一の美術展が近くであることを教えていただき、
これはいい機会だと早速、美術館に行った。
恥ずかしながら、初めて聞く画家だったが「風神雷神図」と聞けば、
その絵は何かしらで見たことがあり、姫路にもゆかりのある人だということも知る。

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出会いの入り口というものは、実にわくわくする。
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繊細な筆遣い、柔らかい色づかいで一気に引き込まれた。
特に秋草がいろんな作品にちりばめられていて楽しかった。
ついこの間まで身近で咲いていた花。
女郎花・紫苑・秋海棠・藤袴・つわぶき・桔梗・萩・・・等々。

当然のことだけれど、日本古来の花はずっとその昔から咲き続いていて
それを人々は愛でていたのだなと思った。
その気持ちは今も昔も変わらないこと。

2時間近く、ゆっくりと見て回りミュージアムショップで恒例の絵葉書選び。

今回は、残念ながら姫路会場には来なかった「朝顔の屏風」
絵葉書で充分満足です。
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東側からのお城を背景にした風景が好きです。
洋風と和風をセットにしたような景色。
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ただ、旧陸軍の関連施設だったということを思うと
物悲しくもなるのです。
平和なこの時代にこうして再利用して、アートに触れる。
遺すことの大切さも思いました。

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播州の冬の始まり
とはいえ、今日は本当に暖かだった。
久しぶりにお城まわりを一周、散策して帰った。
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by pass8515 | 2016-12-03 23:30 | おでかけ
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