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装丁

今日はとても暖かくて、風が強かった。
まるで、春一番のような荒れ模様だった。
朝は、ダウンジャケットを着るのをうっかり
忘れるほどだったけれど、なくても全然平気だった。

12月に入って、畳を替えた時に本棚を移動した。
久しぶりに奥から取り出した本を隣の部屋に運ぶ。
ふと、ある本の装丁の美しさに見入ってしまった。

「あなたと読む恋の歌 百首」 俵万智

カバー裏側を見ると、安野光雅の装丁という
ことがわかった。
30代の頃、俵万智の歌集やエッセイ集を
よく読んでいた。
難しくない、親しみやすい三十一文字。
そんな感じが好きだった。

でもその頃は装丁までは印象には残って
いなかったと思う。
今頃になって、ハッとした。
うわ~と一人、声に出していた。
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「りんごの涙」 俵万智

子育ての時期に読んでいた本。
ほとんど忘れてしまっていたが
絵の素晴らしさにまた魅せられて
ページを思わずまた開きたくなった。

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「かすみ草のおねえさん」 俵万智

絵のタッチがそれぞれ違うけれど、
優しい柔らかな感じは共通しているなと思った。

10月の終わりに旅をした津和野に
「安野光雅美術館」があった。
建物は見えたのに、あまり時間もなくって
主人も興味はないだろうなと思い、言い出せなかった。

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今年の後悔したことの一つです。

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火曜の夜に終わったドラマのことが、
今朝の「天声人語」に取り上げられて
いた。
なぜ、このドラマが良かったのか。
私も思っていたことが、的を得たように
書かれていたから嬉しくなった。

生きていくことは一人でも二人でも面倒な事。
どっちにしても面倒臭いんだったら、
一緒にいるのも手じゃないでしょうか。

話し合い、時間を置いたり、
「だましだましでも」何とかやっていこうと。
人が一緒に暮らすとはきっとそういうことなのだろう。

と、結んでいる。





by pass8515 | 2016-12-22 22:58 | アート
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