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永遠に

昨夜、主人が見ていたクロ現は、
暮れに観た映画「この世界の片隅に」に
ついてだった。
ブログを書いていた手を止めて私も一緒に見た。

キネマ旬報のベストテンを新聞でも
見ていて、この映画は多くの人に見てほしいという
人の願いが作り上げた映画だなと思った。
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番組では映画を見た20代・30代の人たちの声も
合わせて紹介されていた。
特別の人ではない、自分と同じような人々が
戦争中であっても生活をしていた。
冗談を言って、笑っていた。
そして、するするっと戦争が
生活に忍び寄って来た。

自分と重ねてみたという人が多かった。
この先、ずっと引き継がれていく映画。
私も、そう思った。
資金は賛同した人の寄付で賄われたと
エンドロールの小さい小さい人の名前で
私も初めて知った。
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この映画と関連してもうひとつ
思い浮かべるのが「火垂るの墓」である。

去年の秋くらいだっただろうか。
新聞の兵庫県版に「火垂るの墓」で
幼い兄妹が暮らしていたあの池の場所が
確定されたという記事が載っていた。

作家・野坂昭如氏の自伝でもある「火垂るの墓」
は野坂氏の記憶で、ここであろうとだいたいの
場所はわかっていたのものの、はっきりしない
所があったようで、当時を知る人の
証言などで、ここで間違いないと言うような
内容だった。

映画製作にあたって、関係者と野坂氏は
その場所へ行ってみたけれど、その手前で
野坂氏は「これ以上は、私は辛くて行けない
あなたたちだけで行って来てください」と
当時言っていたという事も合わせて載っていた。

体験した人はこうしてどんどん居られなく
なってしまうのだけど、こうした作品は
永遠に残る。
永遠に_c0352015_22193919.jpg

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*晩ごはん
夜は今年初めての友人とのお茶会だった。
コロッケを買って来て、簡単な晩ごはん。

お先に私はいただきます。
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by pass8515 | 2017-01-13 23:06 | 日々の暮らし
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