2017年も、ひと月が過ぎようとしている。 年が変わって、初めて見た番組は日曜美術館 「ゆく美くる美」だった。 「ゆく年くる年」と並行して見ていた。 そして、半分は録画で見た。 去年、伊藤若冲がなぜにあれだけブームになったのか。 そして、今年の注目の美術展は? 各地の学芸員を集めての座談会は面白かった。 特に、印象に残ったのが、 「日本の美術館はなぜ撮影禁止なのか?」 という疑問だった。 撮影禁止はもう当たり前の事である。 美術館・博物館はそうあるべきである。 誰もがそれに従っている。 と思いがちだが・・。 海外では、撮影が許されているところがたくさんあり、 日本でも、ぼちぼち解禁?(まだまだでしょうが) 実際、そういう美術館があると紹介されていた。 なぜ、撮影禁止か・・・。 混雑する。その絵の前がひとだかりになって 人の流れが悪くなる。 日本の美術展の場合借り物が多いから、 美術品の劣化が予測される。 (フラッシュをうっかりたいた場合) 撮影に気を取られて、その絵に向き合うという 気持ちがそがれる。 目に焼き付けようと思わなくなるかもしれない。 そのために、印象に残った絵は、絵葉書にて 持ち帰る。 楽しみが、今と様変わりするかもしれない。 そんなことを考えたけれど・・・。 以前訪れた、ルーブル美術館やオランジュリー美術館は 撮影OKだったからいっぱい撮った。 人気の絵の前ではひとだかりが出来、撮影にも 苦労したけれど、撮影した絵は、時折見ることができる。 撮影だけではなく、名画の模写もしていた。 お正月に見た2時間でまわるルーブル美術館という番組で、 こういった名画の模写をしている人の事を改めて知ることができた。 さすがにパリ!と模写をしている人を何気なく 見ていたけれど、こういう人にも審査があるらしい。 プロ・アマ問わず、絵を送って審査があり、 認められたら半年、ルーブル美術館で模写が出来る。 半年の入れ替え制で多くの画家を育てるという趣旨らしい。 2時間でまわる。 番組を見ていてもあわただしかったけれど、実際私もやったのだ。 膨大な美術展で、どうしてもスタンプラリーのように なってしまう。おすすめ、一押し!美術品を ガイドブックでチェックして、それだけは見ておいた。 「モナリザ」「サモトラケのニケ」「ミロのビーナス」 ・・・などなど。そして、くたびれた。 それ以外に番組イチオシの美術品があって、 それらを実際に見ていて、撮影していたから嬉しくなった。 ルーブルではめずらしい、 現代美術の天井画 撮影すると、何年たっても こうして振り返ることができる。 こういう、いいところもある。 ******************** 寒波から一転、今日は寒さが緩んだ一日だった。 穏やかに過ぎ去ろうと思えばそうできたけれど 今日は、そういう日でもなかった。 こんなはずの日ではなかった。 そんな日も、一年のうちで何日かあるかな・・・・。 しかし、名画を振り返り最後に穏やかに一日を 終えることができた。 また明日。 おやすみなさい。 ■
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by pass8515
| 2017-01-26 23:16
| アート
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Comments(6)
おはようございます♪
たしかに日本の美術館って、撮影禁止が当たり前のようになってますね。 逆にルーブル美術館に行った時、撮影出来ることに驚きました。 たしかイタリアのウフィツィ美術館に行った時は撮影出来なかったと思います。 それも10年以上前だから変わっているかもしれませんね。 そして、まさしくルーブル美術館の写真にとっても懐かしい思いが・・・ オダリスクの前で模写をしている人・・・ こんな写真、私も撮ってます!(^_-)-☆ 模写する人にも審査があるんですね~ さすが芸術の街なんですね! ![]() ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
> ユミさん
こんにちわ。 ルーブルのあの空気感を久しぶりに思い出して、 写真を出してきました。 人だかりと、熱気と、迷路のようにさまよって、 思わず出会った名画・彫刻の数々。 この裸婦像もそんなに有名な絵とは知らなかったです。 この模写をしている人がめずらしくて撮影したと思うのですけど・・。 模写。手軽にできるのか~って思いましたよね(笑) イタリアの美術館。いつか行ってみたいものです。
おはようございます。
ぱすさんは絵画にも興味をお持ちでしたね~。 有名な絵画を描写する人、これまた面白いと思いました。 日本では、美術館以外でも撮影禁止が多いと思いますね。 例えは国宝級の芸術品など。 せっかく訪れても記録として残せないのがいつも残念に思っています。
> 鍵さんへ
いいえ。とんでもないです。 どうぞ、お気になさらずにいてくださいね。 こちらこそ、どうぞよろしくお願いいたします。 少し、寒さが緩んだ週末でしたね♪
> みいさん
こんばんわ。 以前、小布施のお寺、岩松院で見た北斎の天井画。 撮影禁止だったのですが、目にやきつけようと 必死に見た思い出があります。 とても印象に残っています。 それまで、目にするもの、きれいなもの たくさん撮影していたから、突然禁止と言われたら 妙に緊張しました。(笑) 記録として、残したい。 そうですね。そして後から見返したいなあとも 思いますね。 ただ、ルーブルでは絵葉書を買わなかったんです。 この絵葉書好きがなぜ買わなかったのか・・・。 写真があるからいいやと思ったのかしら・・。 これもまた口惜しいことでした。
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