9月になって・・・


9月になった。
やっと、9月になったなあと、思っていた。
暑さが、少しやわらいだなあと思った。

そんな週末。
父が亡くなった。
その日のお昼ごはんまでは、普段通りの生活。
昼寝も普段通りだったらしい。

夕方、知らせを受けて、ぽかんとしていた。
実感がわかず、ぼんやりとしていた。
とにかく、行こう。
私だけ、先に行くことにして、とりあえず電車に乗った。

不思議な感覚だった。
満員電車のなか、雑踏のなか。
いろいろ考えてみるけれど、父とは2週間前に会っているし、よく喋ったし、美味しいものも一緒に食べたし、私はそれで良かったと思った。
今まで、聞いたことがない話もその時、いくつか聞けて、悔いとか、思いが残るとか(この先は、出てくるかも知れないけれど)もうないなあと思った。

父に会った。
ぽんぽんと肩を叩いてみるけれど、ぐっすりと眠っているようだった。

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懐かしい、いろんな人に、父が会わせてくれた。
母も嬉しそうだった。父の話をいろんな人がしてくれて、それを聞く私も嬉しかった。
その時は、そうなんだけど、「後からがっくりとくる」とは、こういう事かなと、ぼちぼち実感している。
私でさえこうだから、母はなおさらだろうと思う。

台風が来るから、週末に出直すことにして、いったん私たちは引き上げた。
心残りだったけど、あとは兄弟に任すとして、時を置くことにした。

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気がつけば、帰り道、稲穂がずいぶん実っていた。
いつの間にか、秋の夕暮れの光景だった。
こんな時の、こんな情景を、父なら趣味の俳句で、ささっとまとめ上げてしまうのだろうなあと、ぼんやり考えたら、初めてこみあげて来た。

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なんとなく、ここ最近。
予感がありました。
元気には、暮らしていましたが、その時は近づいていたのだなと、感じます。
これから数日、父がくれた休暇です。
気持ちにまかせて、しばらく日々を綴りたいと思います。


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by pass8515 | 2018-09-04 16:46 | 大切なこと。 | Comments(6)
Commented by mi-san715 at 2018-09-04 23:46
こんばんは。
お疲れ様でした。お父様、急だったのですね。
近年、体調を崩されていたのですよね。
ぱすさんがご両親のことを大変心配されていた様子をブログを通して感じていました。
そうね、私達は両親と別れても仕方ない年齢になってきたのだな~と感じます。
長生きして欲しいし、元気でいて欲しい...
切に思いますが。

実際に最期の時が来ても、実感わきませんよね。
ぱすさん、今はちょっと気が張っているでしょう。
悲しみや疲れは一段落してから来ると聞きます。
ご自愛くださいネ。
そして、お母様も同じですね。
離れて暮らしているから、心配でしょうね。
伴侶の別れから、うつになる方もいるようです。
電話や訪問など、ぱすさんにも無理のない範囲でお母様をフォローしてあげてね。
Commented by butanekoex at 2018-09-05 07:06
おはようございます。
私もブログを通して、ぱすさんからは 親子の絆を見せていただいていました。
急なことだったとともに、お父様はその時の準備をしていたのかもしれませんね。
心よりお悔やみ申し上げます。
みいさんもおっしゃっていますが、これから一週間後、一か月後、
そして一年後と様々な疲れと感情が入り混じることと思います。
これからは数日、意識して休憩をとってくださいね。
自分では無理しているって意外と気づかないものです。
本当に、意識して休憩を。
お母さまの事も心配でしょうけれど、ご兄弟がいらっしゃることが心強いかと思います。

関西方面は台風の被害もかなりあったとか。
ご無事であることをお祈りしております。
Commented by さえ at 2018-09-05 09:33 x
お父さま、静かに逝かれたんですね。
ご冥福をお祈りいたします。

こんなとき父なら俳句で、
道々そう思われたぱすさんの気持ち、きっとお父さまに届いていると思います。
そうでなくても、親孝行してきたぱすさんですから。
もしかしたら、お父さまが見せてくれた風景だったのかも知れませんね。

どうぞごムリなさらずに、お過ごしくださいね。
Commented by pass8515 at 2018-09-05 17:49
> みいさん
こんにちわ。
ここ数年、いろんなことで入退院を繰り返していましたが、デーサービスがここ最近、何より楽しみで、元気にはしていました。
部屋を見てみると、驚くほどかたづいていて、予感が働いたのかなと家族で話したのです。

これからかなとも思いますが、父の写真を見えるところに置いたりね、父から借りた本を、めくったりね・・・。そんなことで、ぼんやりとこの休暇を過ごしています。
いつかは、別れが来ますね。いつかはそれは、わからないけれど私なりに準備ができていたのかなと思います。
母が、やはり心配です。日に何度か、電話をしています。
週末、また会うので、笑っていろんなことを話したいなと思います。
お言葉をかけてくださり、どうもありがとうございます。
Commented by pass8515 at 2018-09-05 17:59
> butanekoexさん
こんにちわ。
節目、節目、季節ごとに、その気持ちって、ぐっと来るものなのでしょうね。
離れて暮らして、30余年。母と会う事の方が断然多く、母から父の近況を知ることが
多かったのですが、元々父とは性格とか、考え方が似ているところがあって、いい思い出しか
ないなあと思うのです。
そういうことを胸に、これからも同じ分だけ生きたいな~なんて、思ってもみたりしました。
意識して、休憩を。本当にそうですね。
私も、butanekoさんが言ってくださったその言葉通り、母に電話で言ったばかりです。

台風は、こちらはまだましでした。ご心配をどうもありがとうございます。
大阪・京都の方が大変でしたね。もう、台風今年はいいですね。
お言葉をどうもありがとうございます。
今後ともどうぞよろしくお願いします。

Commented by pass8515 at 2018-09-05 18:05
> さえさん
こんにちわ。
あまりにも、突然でした。
特に、どこが悪かったわけでもないのに、その命はここまで・・・と決められていたかのように、ことっと・・・。でした。
しかし、家族も、そして父も悔いはなかったのではないかと、一同話しています。

俳句は、晩年のライフワークでした。枕元の歳時記を、一緒に入れてやりました。
私も、季語とか、まだまだですが、これを機会に、見てみようかなと、思いました。
季節ごとの言葉や、文字を見ているだけでも、落ち着くものですね。
台風も、一日ずれていたら、参列の人に迷惑をかけていたところですが、そのあたりも
ちゃんと考えて・・旅立ちました。


どうもありがとうございます。こういう場所があって、つくづく良かったなと思いました。
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