秋のもの

台風がもたらした暑い一日だった。
エアコンをかけた上に扇風機も回した、四十九日の法要だった。

お膳は「秋のもの」で彩られていた。
季節はずれの暑さだったけれど、秋の食材をたっぷりと味わった。

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息子が「おじいちゃんと、ハンバーガーを食べに行ったことを覚えている」と話した。
どこに行ったのかは忘れたけれど、何が食べたい?と聞かれて、「ハンバーガー」と答えたらしい。
ポテトを美味しいなあと、父はつまんでいたらしい。
初めて聞く話だった。
おそらく、映画を観に連れて行ってもらったのではないか。「ゴジラVSガメラ?」だったかな・・。
本人はもう忘れているようだけど、食べ物の記憶だけは、きちんと残っている。

銀鱈、鰆の味噌漬け
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そば粉饅頭

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そして、最後にやっぱり、最高の秋のごちそう「栗ごはん」が出てきた。
母が、「ああ、お父さん、今年の栗も、さつまいもも、食べれへんかった・・」と言った。
素朴な栗ごはんだった。栗がほんのりと甘かった。

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こうして、父の話をして美味しい肴とお酒で、まだそこらあたりに居てるかのような気持ちになった。

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母がまた匂い袋を持たせてくれた。
「羅漢さん」
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京のわらべ唄より
『羅漢さんがそろたら、まわそやないか
ヨイヤサノ ヨイヤサ ヨイヤサノ ヨイヤサ』



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by pass8515 | 2018-10-08 16:23 | 思い出ばなし | Comments(4)
Commented by まる at 2018-10-08 18:34 x
食べ物で亡き人を思い出すのは、素敵な思い出ですね。
ぱすさんのブログを読んで、一緒に食事をするって、とても大切な時間なのだと改めて思いました。
きっと皆の話を、頷きながら笑顔で聞かれてた事でしょう。

今日、久しぶりにカルディに行ったら、ふくろうワインがセールになっていました。今月末までみたいですよ!
今夜は美味しいワインが楽しみで、それに合うメニューにしましたよ(*^^*)
Commented by pass8515 at 2018-10-09 21:09
> まるさん
こんばんわ。
こうした機会でもなかったら、皆で集まって食事する機会もないですね。
大切な時間でした。きっと、どこかで見ていたことでしょうね。
一区切りつきました。
暑いこのごろでしたが、ようやく秋が来たかのような、気がしました。

ふくろうワインのセール!
昨日、カルディをのぞいたのですが、見逃したかな?
今月いっぱい。また、じっくりと探してみますね。
今は、ポルトガルの孔雀ワインをよく買います。少し、お手頃なのでね。ふふふ。
ワインに合うメニューを考えるのは、楽しいですね!
私も、秋の夜長を楽しんでいます。
Commented by futarinbo at 2018-10-13 17:30
お父様、突然だったのですね。
そしてもう四十九日でしたか・・
この夏は自分のことでいっぱいいっぱいで
こちらにお邪魔するのがお久しぶりになっていました。

食べ物からの思い出は残りますね^^
私の父はモスバーガーを買いにいってくれるのが
定番になっていました。

父の四十九日に
1月(30日)だったら
気持ちが全然落ち着いてなかったけれど
四十九日には落ち着いてくるものなのね・・と
不思議に感じたことを思い出します。

とは言え
悪いクセで逃避してしまって
受け入れることを拒絶してしまっております^^;
お墓参りも嫌でなかなか行けません。
親不孝者です(泣)
Commented by pass8515 at 2018-10-13 17:44
> futarinboさん
こんにちわ。
はぐさん、どうもありがとう。
ここ数年、周りの人(友人、職場の人、そしてはぐさんも)親を亡くされた人が続きました。
そういう年なのですが、自分もいつか、でもまだまだ先とどこかで思っていました。
実際、特に病気もなかったし、普通にご飯を食べていましたし。
でも、ある時、ことっと人の一生は終わるのだなと思いました。

四九日は、やはり節目ですね。そこを境に、不思議と落ち着いてくるものですね。
でも、ふとした時に、涙がこみ上げる、何とも言えない気持ちになる。
徐々に、皆さんが言われていたことも、わかってきました。
それで、いいのですね。親不孝なんかじゃないですよ。はぐさん。
そういう、こだわりがあってこそ。
親子って、そうではないでしょうか。
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