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かつての、フェルメール


昨日、目的の本を買ったあと、しばらく本屋をぶらぶらした。
「フェルメール展」に関するコーナーが設けてあった。
「フェルメール」の絵でいっぱいだった。

今、東京で開かれている「フェルメール展」
ここ数日、録画していた「ぶらぶら美術館」や「日曜美術館」で、私もその素晴らしい作品に、しばし魅了された。
いろんな解釈があるものだなとも思った。
もう、見て来たかのような、錯覚に陥るぐらいだったけれど、年が明けて来阪した折には、ぜひとも行きたいなと思っている。

フェルメールと聞くと、必ず思い出すことがある。
いい思い出でも、何でもないけれど、なんだか心にいまだ、ひっかかることなのである。

かつて、神戸にもフェルメールの絵はやって来た。
オランダの「マウリッツハイス美術館展」
かつての、フェルメール_c0352015_16490577.jpg
「真珠の耳飾りの少女」がやって来るというので、ものすごい話題だった。
たった一枚の絵に、一つの部屋。
その部屋に入るにも、行列だった。
真珠の輝きと、唇の輝きと、素晴らしい作品だった。

それから、しばらくして友人4人で食事をしたとき、一人の友人がその神戸の「マウリッツハイス展」に行った時に買ったの♪と、
ミニファイルを取り出した。
ちょっとはにかむように、言っていた。
私も、行ったよ♪良かったね~♪
あの一つの部屋に、一つの絵。圧倒されたね。と二人でちょっと盛り上がっていたら、もう一人の友人が、
「けど、あの神戸のは、もう一つやった。前の京都の方がよかった!」と、水を差したのだった。

私は、かねがね思う。
人が楽しそうに話していることを、そこに私がのっかって、しばらく盛り上がったことを、しゃくに障ったのだろうが、なんで、こうして、蹴散らすのだろう。
最初の友人は、ちょっとバツが悪そうに、そのミニファイルをひっこめた。
私も、京都の・・・ええと・・と記憶を巻き戻しながらも、その展覧会の事が思い出せなかった。

そして、場が冷えた。

のちほど、調べてみると京都市立美術館開催の「フェルメールからのラブレター」の事でした。
それは、良かったでしょうよ。
しかし、今回のも良かった、でも、前のも良かったよ。
って、なんで言えないのでしょうか。

大したことでもないけれど、忘れられない一件である。
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その場では、とても言えなかったけれど、フェルメールは、8年前に、ルーブル美術館でも見た。
こうして、写真に残しておけるから、やっぱり撮影許可って、推奨してもいいのかなあ。

「天文学者」
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「レースを編む女」

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秋になると思い出す、パリの街並み。

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もう一度、行きたいなあと、毎年のように思う。
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by pass8515 | 2018-11-26 20:46 | アート
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