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禅と庭のミュージアム

旅の雑誌「ノジュール」9月号の巻頭特集は、「まだ知らない美術館」だった。
その中に載っていた、広島県福山市の「神勝寺・禅と庭のミュージアム」をたずねた。

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臨済宗建仁寺派の「神勝寺」は、昭和の時代に建立された比較的新しいお寺のようだが、広大な敷地で、一日たっぷりと時間を過ごせるところだった。
山間に突然現れた、斬新な現代建物や蓮の池を囲む庭園。点在するお堂。
ひところの厳しい残暑から解放されて、風がちょうどよいくらいに吹いていた。

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受付で、拝観料+お食事+お茶券を購入。
セット券がだいぶんお得で良い。

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山のてっぺんに本堂があり、その隣の「荘厳堂」で白隠コレクションを堪能した。
江戸の民衆の暮らしを描いた数々の絵。
描いては、町民たちに渡していたらしい。親しみを感じる絵だった。

早めのお昼にする。
伊勢うどんのような、太い饂飩を、これまた太くて長い「雲水箸」でいただく。


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南瓜と高野豆腐と、切り干し大根。薄味ながらもちょうどいい加減の味付けだった。
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そして、最後は使った器を沢庵で洗って、重ねる。
膳料理と言っても、そうは形式ばっていなかったので、山の緑をのんびりと見ながら、いただいた。


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静か。
歩いても歩いても、それほど人には会わない。
静か。

そして、一番気になっていた建物を目指す。


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「洸庭」
舟をイメージした、巨大な建物だった。


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この中での体験は、多くは語らない方がいいように思う。
(ノジュールにも、そう書かれてあった。)
感じるままに、五感を研ぎ澄まし、瞑想する。
異空間、未体験、胎内回帰。
そんな言葉でも、語り切れない。でも非常にシンプル。
何かにぶち当たることがあったとしたら、この時間を思い出すことにしようか。
そんなことを、今思っています。

食事、散策、瞑想時間、そのあとは沐浴の時間。
別料金で、タオル付で、ラドン温泉に入ることができる。

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私、一人きりだったので、写真を撮った。
泳げるぐらいの、大きな檜風呂だった。
結構、歩いたので汗をかいていたから、とても気持ちが良かった。

そして、最後はお茶の時間だ。
夫は、お煎茶と団子。私は、今年最終のかき氷。
抹茶がとても濃く、小豆もそれほど甘くなく。
お茶処からの眺めもまた良かった。

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これで、昼寝ができたら最高!なくらいの空間だった。
もう少し、時間が欲しいくらいのひと時だった。

お庭全体が、青もみじに覆われて、これらが色づく頃は、それは見ごたえがあることだろうと思った。

福山は我が家から思いのほか、近かった。
山陽道で、2時間弱か。
秋の入口、満喫した休日だった。



by pass8515 | 2019-09-14 16:29 | おでかけ | Comments(2)
Commented by miisya7 at 2019-09-14 17:34
ゆっくりいい旅ができましたね(*^^*)
お寺さんの庭は素晴らしいよね。
手入れが行き届いてます。
瞑想か〜
そうね、言葉にしないで心で感じる?楽しむ?ってことでしょうか。
緑に満ちた温泉にもゆっくり浸かってリフレッシュできましたね。
Commented by pass8515 at 2019-09-14 17:46
> みいさん
こんにちわ。
大人だからこそ、楽しめる。ゆったりとした時間が過ごせる。
そんな場所でした。もしかしたら、大人でも好き嫌いがあるかも知れない。
でも、私ら夫婦は、良かったのですよ。
日本画鑑賞、散策、食事、瞑想、お風呂にお茶の時間。
さらに、写経や座禅もしたら、とても充実した時間が持てると思いました。

リフレッシュできました。色づく頃にもう一度訪ねたいなあとも思いました。
少しだけ、涼しくなったのも良かったです。

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